維新残影(幕末烈士録)
維新残影(幕末烈士録)
守田 正明著
吉備人出版発行/A5判/247頁
定価2,400円(本体価格2,286円+税)
ISBN4-86069-034-6
2003年5月10日初版第1刷発行
[協力]
草莽義挙再探求会
草村克彦・松田理恵・舟久保藍
吉備人出版ホームページ内の紹介ページ
本(署名入り)の販売について
内容紹介
幕末維新時の騒乱に翻弄されながらも自分の道を極めようと、もがき、苦しんだ青年達にスポットを当て、できるだけ当時の風景に添う写真を用い、史実を基にした紀行文です。
又、武術関連の古文書も多用している為、読者が古武道への興味も増すよう工夫を凝らしてあります。
第一章
天誅落日
倒幕を目論み全国から集まった烈士達が大和五条の代官所を襲撃し、五條御政府の樹立を宣言するが、京に於いて尊皇攘夷派を追い出すクーデターが発生し一転、幕府軍から追われる身となり、十津川方面へ逃れるが、力尽き鷲家口にて多くが戦死するという史実を基にした作品です。
第二章
松山藩追討
新見藩と松山藩の板ばさみになり、世の中が変わる現実に苦悩する丸川義三藩士を主人公にした史実で、岡山県北の風景も取り入れ、襟を正して読んで戴きたい涙溢れる作品です。
第三章
出雲手詰浦の戦塵
鳥取藩の騒動に加わった為、中国山地の寺へ幽閉された若者達の日々と長州藩との交渉を目指し、脱藩した二十士に対する仇討ちを目論む家族との戦いを基にして著した幕末の動乱史。
第四章
尽忠至誠
松山藩の剣豪 熊田恰藩士が部下の命と玉島の町を戦火から救う為に自らの命を絶ったという史実と『武士は如何なる事情があろうとも怒ってはならない 怒りは武士の恥である』と云う事を実践した新影流達人の生涯。
第五章
武者修行の終焉
津山藩の剣豪 井汲唯一藩士と長州藩 第二奇兵隊の150名と共に脱走して倉敷の代官所や浅尾藩陣屋を襲った立石孫一郎との関係を『天誅組の乱』の再来か?とも思える史実を紐解いた作品。
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